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『二十一世紀を支配する血脈』(著者:武市銀治郎)

【内容情報】競走、生産において生き残れるのは“逞しい血”を持ったサラブレッドである。産駒勝馬率、高齢生殖能力、異系超活性血統など、さまざまなデータを分析した「血の活性化論」をもって二十一世紀のサラブレッドの盛衰を予言する―。

『世界の逞しい血統』(著者:武市銀治郎)

【内容紹介】サンデーサイレンスやシガーの超活性源はどこから来たのか。いま、近未来の血統盛衰と活性化への扉を開く。

【内容情報】サラブレッドは、これまで父系中心に語られてきた。しかし、種牡馬のレベルが飛躍的に向上した現代において、母系を無視した血統論はもはや意味をなさなくなっている。名馬誕生の鍵を握るのは、実は「母の血」なのかもしれない。サラブレッドの血統を母系から読み解く初めての試み。

【目次】母のちから―母系血統の重要性/母の履歴書―ジェネラル・スタッド・ブック/母の記号―ファミリーナンバー/成功する母―データが語る名牝の条件/母の事情―牧場という生産現場/母の相性―ニックスと代用血統/日本の母系(スペシャルウィークへの道/トウカイテイオーへの道)/母の父―ブルードメアサイヤー

競馬の血統学

著者:吉沢譲治

【内容情報】カナダが送った革命の使者ノーザンダンサー。サラブレッドの進化と活性化に貢献した歴史的名種牡馬は、思いがけない国や血統から誕生してきた。そして、次なる国とは…。大胆な仮説を、緻密な取材と分析で考証した「JRA馬事文化賞」受賞作に、新たな流れに沿った終章を追録。

【内容情報】昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。

【著者情報】矢作芳人(ヤハギヨシト)1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

7 . ビンテージチャート(ピノシェットの06)

【馬名】 7 . ビンテージチャート(ピノシェットの06)
【由来】Vintage Chart ワインの出来を表す数値。母名より連想。(英語)

【性別】 牡
【毛色】 黒鹿毛
【父】 キングカメハメハ
【母】 ピノシェット (母父 Storm Cat )
【生年月日】 2006年3月23日 生まれ
【生産牧場】 ノーザンファーム
【募集価格】 2,400 万円(一口価格 6 万円)
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【カタログのコメント】 体高は平均サイズも全体にゆとりのある造りが見た目以上に本馬を大きく見せています。特に首から背中にかけてのゆったりとしたライン、肩先や腰周りの筋肉の張りは水準以上と言え、安定感のあるどっしりとした後駆は強調できるところでもあります。また、脚元もすっきりとまとまり、早くからしっかりとした調教が消化できそうです。そして放牧地で他馬に干渉しない落ち着きのある振る舞いに大物感が漂う一頭でもあります。徐々に加速していく大きなフットワークからは忙しい競馬よりも中距離以上のレースでその真価を発揮するタイプと思われます。
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[募集馬診断レポート]
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1.母馬の繁殖ポテンシャル診断
【母の生年】 1995 生まれ、本馬は 11 歳の時の産駒
【母の戦歴】 米1勝
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【競走年齢に達した産駒数】 5 頭
【中央で勝ち上がった産駒数】 2 頭
【代表産駒】 特になし
【産駒のデビュー時期の傾向】 勝ち上がった産駒は2歳秋以降にデビューしています。3歳デビューの産駒は勝ち上がっていません。
【産駒の馬場・距離適性】 芝・ダート短距離を中心に走った産駒が多いです。

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 繁殖適期内の産駒です。これまでの産駒から繁殖としてのポテンシャルは決して高いとは言えません。しかし、特に繁殖ポテンシャルが低いと断定できるような産駒の傾向があるわけでもありません。どちらかというと相手を選ぶ繁殖なのかもしれません。そう考えるとこれまでの産駒の傾向から比較的早熟な種牡馬の方が良さそうな気がします。父キングカメハメハはどちらかというと早熟な馬だったので、本馬は期待したいですね。
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2.血統診断
【血統構成】 ミスタープロスペクター 系× ノーザンダンサー 系
【同系の主な活躍馬】 スィープトウショウ、アグネスデジタル、イーグルカフェ、キングカメハメハ、エルコンドルパサー、マイネルラヴ、アメリカンボスなど多数
【本馬のクロス】 ノーザンダンサーの5×5×4
【牝系の特徴】 祖母ピンクタートルからオークス馬レディパステルが出て注目されました。曾祖母タートルコーヴからグレイトシップ(加GI勝ち、種牡馬)が出ています。細長くではありますが、しっかりと活躍馬を出して牝系が続いています。
【近親の活躍馬】 レディパステル(叔母)6勝、オークス馬。ロードウエスト(叔父)3勝。
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【父キングカメハメハ】
【競走成績】 現役時代8戦7勝。NHKマイル、ダービーの変速2冠馬。他に毎日杯(GIII)、神戸新聞杯(GII)勝ち。
【種牡馬実績】 本邦新種牡馬
【種牡馬の寸評】 父は、ミスタープロスペクター系で日本での実績十分のキングマンボ、母父も日本で実績のあるラストタイクーン。競走馬としての実績以上に非サンデーサイレンス系ということで、サンデーサイレンス系牝馬と交配可能であることから、需要は非常に高く、年間種付頭数256頭という日本記録も持っています。期待の種牡馬には違いないのですが、1歳の産駒は総じて馬体バランスが悪いのが多く、成長と共にこれが良くなっていくのか個人的に注目しています。ただ種牡馬としては血統的バランスは良くて、父ミスプロ系は典型的なスピード血統、母父ラストタイクーンは高速馬場を得意とし、長く良い脚を使うタイプです。この辺のバランスがNHKマイルとダービーの変速2冠を成し遂げたバックボーンになっている感じがします。
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【母父Storm Cat】
【競走成績】 米で8戦4勝。ヤングアメリカS-GⅠ、BCジュヴェナイル-GⅠ2着
【種牡馬成績】 ジャイアンツコーズウェイ(セントジェームスパレスS-GⅠ、英インターナショナルS-GⅠ、エクリプスS-GⅠ、サセックスS-GⅠ、愛チャンピオンS-GⅠ、サラマンドル賞-GⅠ)、タバスコキャット、キャットシーフ、デザートストーマー、ネブラスカトルネード、ブラックミナリュージュ、シーキングザダイヤ
【母父成績】 スパイツタウン(BCスプリント-GⅠ、チャーチルダウンズH-GⅡ)、ファレノプシス(桜花賞-GⅠ、秋華賞-GⅠ、エリザベス女王杯-GⅠ)、メイショウボーラー(フェブラリーS-GⅠ、デイリー杯2歳S-GⅡ、小倉2歳S-GⅢ、根岸S-GⅢ、ガーネットS-GⅢ)、ブッダ(ウッドメモリアルS-GⅠ)、スカイメッサ(ホープフルS-GⅠ)、ロッキングトリック(ブエノスアイレス大賞典-GⅠ)、スイートカトマイン(デルマーデビュタントS-GⅠ)、ブラックタキシード(セントライト記念-GⅡ)、シンコールビー(フローラS-GⅡ)

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ 血統的には、母ピノシェットは、その父がストームキャットで、ストームバード系種牡馬です。ストームバード系種牡馬は、デピュティミニスター系に非常に良く似た脚質ですが、それよりはダートの方に向いています。母系にはスピード持続力のあるRed God系Blushing Groom もいますが、相対的にスタミナが不足している印象です。父キングカメハメハは、瞬発力もありながらスピード持続力に優れた競走馬でしたが、血統的にはスピードに勝った血統と言えます。本馬は、これらの血統構成を考えると、ダート短距離のスペシャリストになりそうな感じを強く受けます。牝系は、オークス馬レディパステルがいますが、それ以外にも海外で重賞馬を多数輩出しています。ピノシェットの産駒は、これまであまり運に恵まれませんでしたので、これからの産駒には是非活躍してもらいたいですね。
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3.厩舎診断
【厩舎名】 上原博之
【所属名】 美浦
【2006成績】 リーディング 71 位
勝ち数 18 勝、勝率 7.5% 、連帯率 15.9%
主な管理馬 ダイワメジャー

◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ ここ数年なかなか20勝以上できないでいる厩舎ですが、ダイワメジャーというエースがいますので、派手さは一応あります。管理には定評がありますが、勝ち星になかなか結びついていませんね。騎手は、安藤勝騎手、柴田善騎手などを使います。
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4.馬体診断
(測尺) 馬体重:439kg
体高:156.2cm
胸囲:176cm
管囲:20cm
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(DVD診断)
【後肢のブレ】 △
【後肢の踏み込み】 ○
【前肢のブレ】 △
【前肢の肩の出】 ○
【歩くリズム】 -
【繋ぎの柔らかさ】 △
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◆楽天馬の評価◆ ★★★★★☆☆
◆楽天馬の一言◆ ピノシェットの産駒は、成長するにつれて筋肉質の馬体になる産駒が多く、募集段階で馬体がある程度筋肉質だった場合は、成長するにつれてさらにムキムキの馬体になると思っていた方が良いでしょう。すなわち母父のストームキャットが強く出てくるということです。本馬にもそういう傾向があるので、どちらかというとダート適性が強いと思われます。馬体は、背タレ気味ですが、この母の産駒はみんなこんな感じです。これまでの産駒は、体質が弱かったり、脚元が悪かったりと、本来の母のポテンシャルが十分発揮できていません。本馬は、馬体からみると、これまでの産駒の中ではしっかりした感じを受けます。繋ぎは若干立ち気味ですが、ダートだとするとちょうど良いのではないでしょうか。腕っぷしも強そうで、飛節もしっかりしていますので、これから大腿二頭筋もどんどん発達してきそうです。馬体もサイズもちょうど良いですね。
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5.楽天馬の総合評価
◆楽天馬の評価◆ ★★★★☆☆☆
◆楽天馬の一言◆ ピノシェットの産駒の中でははっきり言ってこれまでで一番良くでましたね。牧場でも、ピノシェットの産駒がノーザンファーム早来に入るのは初めてですので、これは期待の表れだと思いました。母の繁殖ポテンシャルには懐疑的な部分もありますが、これまで相手種牡馬と相性があまり良くなかった可能性もあり、この産駒の成績が繁殖の評価に大きく影響しそうです。厩舎もまずまず良いですね。兄弟は、成長とともに母父ストームキャットが強く出てきて、馬体に余計な筋肉がずいぶんついてきて、馬体重がかなり増え、仕上げが大変でしたね。その点、本馬は馬体重が現状あまり重くないのもセールスポイントになるかもしれません。あとは、これまでの兄弟のように体質的な問題が出ないことだけを祈りたいです。
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